公立芽室病院 野坂 様
水戸中央病院の齋藤です。
返信が遅くなり、申し訳ありません。
質問の意図がわかりづらく、失礼いたしました。
仰るように、種々の管理料の算定を含めて、保険診療報酬請求に必要な、各種法令やガイドラインに従ったカルテ記載がなされるための方法をご教示いただきたいという意図です。
弊院の電子カルテ自体が上記に従っていて、請求に必要な記入項目が自動的に羅列される、オーダ確定時などに請求に必要な記録や回数などの過不足があれば修正を促す、等の機能を利用できれば助かるのですが。
と言いますのは、弊院は以下の指導、指摘を受け自主返還も行っており、コンサルタントにもご指導いただき、保険診療を適正に行う改善に取り組んでいる状況です。
・H27年度 厚労省、厚生局・県の共同指導
・H28年度 厚生局・県の個別指導
・H29年度 厚生局・県の個別指導
・H29年度 会計検査院の指摘
・H30年度 厚生局・県の個別指導
その中で、管理料、指導料、加算、病名、検査、投薬、文書、電子カルテなど多くの改善を行ってきました。
医師の業務負担軽減を行う必要があるのですが、医師には多くのカルテ記載が求められていること、代行入力の運用方法を含めて医師に対する勉強会を開催しています。
医事課、医師事務作業補助者、看護師などの勉強会を開催しています。
相対的に非常勤医師のカルテ記載が課題とも言え、その対策としてリアルタイムで(非常勤医師が居るあいだに)チェックを行う必要性が挙がりました。
弊院はDPC会計ではありません。DPC病院よりも多くの記載が求められるとも言われ、そのことも医師によっては普段は行っていない記載を行わなくてはいけないという事情もあると言われています。
電子カルテあるいは医事会計等も含めた形で既に実施されている対策内容、現状の電子カルテではできないので別の仕組みを利用しているなどのアイディアをご教示いただけますと幸甚です。
何卒よろしくお願いいたします。
以上
水戸中央病院(茨城県) 齋藤 直哉
2018年8月21日 10:34