尾道市立市民病院の馬越です。MIRAIs-PX(R2.3)使用しています。
たしかに、電子カルテのデータベースには、予約の最終状況は保存してありますが途中の履歴はありませんね。
当院で以前に使用していたカルテでは、予約はオーダーのように扱われていて、
カルテの記事画面で確認でき、変更歴も確認できていたので便利でしたが現在は不便に感じています。
私は、以前使用していたのカルテの仕組みの方が良いと思っていて現在の仕組みには不満があり標準装備を望んでいます。(オーダーとしてオーダー画面に表示してもらいたいが本音かも)
履歴が無いことの問題例として、
治療をしてくれなかったから病気が進行してしまったとか言われた場合、
受診の必要を説明し、診療予約をしてあったのに患者さんの都合でが来られなかったのか?
受診を進めていなかったのか、MIRAISで予約を削除した場合、証明するのが困難で問題になることは無いでしょうかね?
診察記事に医師が次回予約と書いてあれば問題ないのですが、なかなか書かれないみたいで・・
当院では、変更、削除の問題以外にも、システム的な問題発生時の原因調査にも混乱が生じています。
導入当初には、再来受付機で受け付けした患者がリストに出ないとかのトラブルがかなり発生していました。
原因は、医事システム側に受付DB作成後にカルテで予約キャンセルしたためでしたが・・
(当院は、前日に診察箋発行を印刷する為に発生してしまった問題ですが)
削除を行なったか現場に確認しても、誰もしていないと言われると・・・。
メーカーに対応をお願いしましたが、カスタマイズするしか無いでしょうといわれ
費用が発生するとの事でカスタマイズは断念しましたが、
現在は、予約情報の電文を取り込む仕組みを自作して履歴調査ができるようにしています。
全ての施設で同様かどうかはわかりませんが、
予約発生時、キャンセル時には医事システムへ伝達する為に電文が発生します。
送信された電文は、サーバーに保存されています(日付毎にLog_IF_AppPat.txtの名前で)
電文の中には、えにわ病院さんの導入したカスタマイズシステムで示す内容は含まれています。
作成したのは、この電文を取り込んで、履歴として表示する仕組みです。
毎日、手動(ボタン)での取込み作業が必要になる仕組みなのでカスタマイズ機能には及ばないと思いますが、トラブルの原因調査には役に立っています。
ファイルメーカーを使用して作成していますので、もしファイルメーカーのライセンスをお持ちなら試して頂く(無償提供)ことも可能かと思います。
素人なので、あまり自慢できるほどの出来ではありませんが使用は出来ると思います。
尾道市立市民病院(広島県) 馬越 寛翁
2015年8月31日 15:09