返信先: 重複ID患者カルテ

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珠洲市総合病院(石川県) 山根 純一

2015年9月3日 14:36

珠洲市総合病院の山根と申します。
MIRIs/PX R3.1 を使用しています。

当院でも必ず私なり、システム担当者の元に連絡が来るようになっています。
その上で、カルテの内容を確認し、以下の通り対応することにしています。

1,一方にデータがあり、もう一方にはない

⇒問答無用で、データありの方を残します。使用しないIDの漢字氏名は「二重
 登録」とし、カナ氏名を「ン」から始まるものにします。

2,両方にデータが有り、一方は記事がない(オーダリング時代のオーダ)

⇒データ量によって判断します。データが少ない方を使用不可IDとします。
 記事、オーダーは、医師や医師事務作業補助者に入力してもらい、結果は
 各部門長に移行作業をお願いします。

3,両方にデータが有り、両方共に相当量のデータがある

⇒よりデータの多い方を残します。多い方のIDの記事に「◯年◯月◯日の
 診療内容はID:○○○○を参照」という内容で記録します。
 これに該当するケースは少ない(※)と考えます。

 ※救急来院で氏名がわからずとりあえず登録し、入院が決定し相当量のデータ
  が入ってしまった後で氏名が判明した、場合などが考えられます。
 

当院でも二重登録は問題になり、上記のルールを取り決めました。この他に、
二重登録を発生させないために、新規登録時の生年月日検索を必須としています。
(守られているかはまた別問題ですが・・・。)
これにより二重登録は減ったものと考えています。

また当院では紙カルテがある方は全てIDを持っていて、電話などの情報も入って
いるため、紙カルテと電子カルテに差異はないものとして、紙カルテについては
特別言及していません。

やはり他院様においても同じ悩みを持っておられるのだと思いましたが、同時に
電子カルテの統合についてはご対応いただきたいと改めて思いました。
以前、ベンダーを通してCSI様に進言したこともありますが、現状としては対応
未定という回答でした。今後に期待したいと思います。